ScratchText 001 Happy Valentine’s Day!
はじめに
Scratchの午前・午後での授業の最初のテキストとしてクローンを取り上げる。参照したプロジェクトはMITでのScratchの開発者レズニック教授のHVD(Happy Valentine's Day!)である。
※ この図をクリックしてください。Scratchの画面に飛びます。
内容は、マウスの位置に、いろんな大きさのハート形のスプライトが発生してランダムな方向に散っていくというものです。このハート形のスプライトがクローンです。
スクリプト
この例ではスプライトは Heart だけである。そのスクリプトを下に示す。
スクリプト解説
クローン作製の基本的な手順は次のようになります。
- 自分自身のクローンを作る
- 各クローンを移動する
- 各クローンを削除する
注意事項
- 自分自身のクローンを作成する
- 作成するクローンの位置を決める
- 作成するクローンの発生時間を決める
- 自分自身が残るので、隠してからクローンを作る
- 各クローンを移動する
- 隠した状態から表示するに変える
- クローンの性質(色、大きさ、向きなど)を決める
- 動かす
3. クローンを削除する
- 削除するタイミング(回数、物に当たった時など)を決める
- クローンを削除する
応用
クローンを作るスプライトをいろいろと変えてみよう。その時、上の注意事項で述べたことをいろいろと変えてみよう。
- さくらの花びらを散らしてみよう。このままで、スプライトを変えるだけでもリミックスだけど、ちょっと一工夫。一つのスプライトでいろんな花びらが作れるかな?
- 桜の花が春ならば、四季の風景を作ることができるかな?
- 花咲か爺さんはできるかな?
こんなこと
メモと作品への貢献の欄に、英語だけど、これは一部、97293133 の作品に刺激を受けて作ったと書いてある。リミックスさせてもらって有難うではなく、ちょっと刺激を受けて作ってみようといった場合、こういう書き方もあるようだね。応用で挙げたような作品を作ったら、こういう言い方がいいのかもしれない。
このリミックス・ツリーを見てみると面白いよ。僕も一つ作ったけど、ほかの人とはちょっと違うみたいだった。リミックスの取り方が違っているかもしれない。
作成: 松成 文夫